剣に秘めた決意は君に
トルファがはっとした顔で私を見る
「国王を名前で呼ぶ子ってめずらしーよなぁ。昨日もそうだけどソラって、王に執着してね?」
息を詰まらせる
「あ、無理にじゃないからいいやっ!」
そんな私に気づいたのか、トルファは詮索するのを止めてくれた。
「あー、普段は対戦で決めるのだが情けないことに私は負けてしまった。」
クローズの一言に広場は一瞬にして静まり返った。
「だが、経験が少ないこともあってナンバー2に指名することになった」
……冷や汗が背中を伝う
まさか
いや、でも
そうこう考えているうちに、ロイによってそのものの名は呼ばれてしまった。
「本日より、ナンバー2にソラ・アルサイドを指名する」
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