剣に秘めた決意は君に
言葉につまりながらも話しを進める
いずればれてしまう話しだったが、こんなに早く話すことになるとは思わなかった
「……嫌だったらいいんだけどさ、ソラの両親ってどんな人だったの」
ロイと出会ったいきさつを話していると、ヒマリーが問い掛けてきた。
この青年は、かわいらしい顔に似合わず大分冷静に物事を考え、言葉を発するが、思いやりもしっかりと持った青年だとソラが感心している矢先だった。
「両親はとても優しかったですよ。」
「ふーん。可愛がってもらってた訳か」
「可愛がってってそんな………あれ?」
「どうかしたの?」
曇っている。
頭の中が霞んでいた。
両親のことを思い出そうとすればするほどに、頭の中で二人が見えなくなっていく。
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