剣に秘めた決意は君に
ロイの不吉な重低音の声がジャスティの頭に響いていく。
じりじりと精神を焼かれるような錯覚に陥る程の殺気は、徐々にジャスティの脳内の歯車を破壊する。
ひっというだらしのない悲鳴のあとに聞こえてきたのはジャスティの声だった。
「わかった!…はなっす…よ!」
その言葉と共にすっと殺気がひく。
「よい、話せ」
「導師…様……だよ。」
罪悪感からか、それとも痛みからか、ジャスティは酷く顔を歪ませた。
「導師とは誰だ。どこにいる?」
「っ!」
これ以上は言えないと言うように息を詰まらせるが、ロイの瞳を見て再び口を開く
「誰か…はっ、知らない。…導師は…導、師だ。」
どんっ
続けるように促すと、クローズとロストが入ってきた。
二人とも重い雰囲気を纏っていた。
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