剣に秘めた決意は君に
「こいつか?」
続いてソラが来る様子がないのを確認して、ロイがロストの言葉に頷く
「ソラは?」
「宿舎へ帰しました。」
クローズが答える
三人共、深い怒りと、煩わしさを抱えているように見える。
「何吹き込んじゃってくれてるのかな?」
普段の目を細める柔らかい笑顔のロストからは想像のつかない形相。
「ソラは確かに神の子だ。しかし貴様らには渡さぬ。さあ、導師とやらの居場所を吐け」
ロイも言い放つ。
すると隣で男に向かう者があった。
クローズだ。
彼は、ジャスティの隣まで行くとしゃがみ込み、容赦なく両手に刺さったナイフを抜いた。
そして無言で拘束する。
「魔法の使えぬ剣の間まで連れていきます。」
ジャスティにさるぐつわをつけて、縄で縛り上げたクローズは、そのまま引きずりながらジャスティを運ぶ
そして耳元に唇を近づけて、小さく囁いた
「尋問はしない。きさまに待っているのは精神と肉体の極限だ。地獄が見れるぞ?」
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