剣に秘めた決意は君に





どうやら戦士の中にも性別を気にする輩がいたようで、また話しが広がる。



今度はソラを女という性別で馬鹿にするはなしがだ。




「すみませーん、女ですよね?」




「ああ、そうだが。じゃあ失礼する。」




気分が害されたのを押し込めて去ろうとするが、新人でなんでも知りたい盛りの戦士達それをは許さない




「まてって。騎士って女でもなれちゃうんですか?随分あまっちょろいんだなぁ」






二人が固まる



騎士団は影での努力を惜しまない。



王の隣ですかしてたっているのはそれ同等の強さが努力によって支えられているからだ。





この言葉は騎士団を軽く見ている証だと受け取った二人は、女でも才だけでなく努力によって実力をつけてきたソラは勿論、穏便なトルファさえも固まったのだ。






何を考えたが反対側の出口に戦士が走り出す。




黙って見ていれば扉の前にたったまま動こうとしない。


どうやら扉を塞いだつもりらしい。







< 72 / 75 >

この作品をシェア

pagetop