爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「先生、オレ達はそろそろ失礼します。行くぞ太陽。俺はチャーシューメンの味噌な。」


そう言うと、ディランは自分のハンカチを雅香センセに渡して、俺に向かってドアを指差した。


そうだな。出た方が良いか。


「センセ、じゃあまた次の授業で。バイバイ。」


俺は軽〜くあいさつをすると、音楽室を後にした。


や、だってさ、その方がいつもの俺らしいじゃんか。


村上先生には謝れないな。だって村上先生の言う通り、俺、雅香センセを好きになっちゃったから。


そして数ヵ月間、俺は雅香センセへの想いを隠して、普段通りの品行方正な模範生徒として過ごした。


そして当初の予定通り、生徒会長の座についた。
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