爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「ん?どうした?」


ディランが俺の視線に気付いた。


「ん?ディランってワイングラスが似合うなあって思って。クラッカーも似合いそうだな。」


「馬鹿か。そんなもの似合ってどうするんだ。」


ディランは照れ臭そうに笑った。ディラン君、きゃーわいぃ。


「俺 今、女だったらお前に飛び付いてキスしてる所だったよ。おっかねぇな、お前の笑顔。」


ぼや−とした顔でそう言う俺に、再びディランは笑った。よし、ウケた!


笑いの鉄則その1。
人を笑わしたい時は、笑いながら言ってはいけない。


これは自分の経験から小学生の時に気付いたんだけどね、チャップリンも言ってた笑いの大原則なのよ。


皆も覚えておいてね。


「あっはっは。太陽、気持ち悪すぎ。」


「なにっ!?この超イケメンを捕まえて、気持ち悪すぎるだと!?俺様を何様だと思っていやがる!?生徒会長の浜松 太陽様だぞ!」


「お前よくそんなにスラスラ言葉が出てくるな。ある意味尊敬する。」


ディランが寝転がりながら、上目使いで俺を見た。


こいつ…俺に上目使いしてどうするつもりだ!
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