爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「はい。分かりました。」


雅香センセは、あっさりと了承した。


えぇ〜!?俺も下見行きてぇ!


「生徒代表で、俺も下見行きたいなぁ。」


「ははは、ダメだ。」


村崎先生に、却下されてしまった。


村崎は、《紫の貴公子》と言う、微妙なあだ名を女子達に付けられた、そこそこイケてる色黒の英語教師。たしか今は29才で、独身。


こいつ、雅香センセの水着姿とか見ちゃうのかな?うわっ!むかついて来た。


グアムじゃなくて、北海道にすれば良かった!


「佐野先生の水着姿が見れるなぁ。ははは。」


村崎がニヤけた顔でそう言った。


ぬわにぃ!?


俺の予想どおりかよ!?このエロ教師が!


色々言いたいけど、また雅香センセが村上先生に何か言われても可哀相だ。


あー、むかつく。


モヤモヤした気持ちのまま、先生の下見の日は過ぎて行った。


気のせいか、村崎と雅香センセのツーショットを、あれから良く見る。


ぬわぁあぁ!グアムで何があったんだぁ!!


女子の噂網にも、2人が付き合ってると言う情報が流れているらしい。


マジかよ。聞きたくねぇ。
< 19 / 37 >

この作品をシェア

pagetop