爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「買いたいカバンがあったんだけどね〜、買いに行く時間が無かったの。あ〜あ。」


なんだ。そんなにハードスケジュールだったのか。これなら村崎と、何かあったワケじゃなさそうだな。


「浜松君、じゃあ私ここに用があるから。」


雅香センセが指差したのは、総合格闘技の道場だった。


「え…?先生…総合やってんの?」


「うん。友達と一緒にね。」


まじで?イメージ無いんですけど。


道場の看板には《見学大歓迎!》の文字が。


「センセ、《見学大歓迎》だって。俺も見学しようかな。」


「来る?友達も喜ぶと思うよ。彼女イケメン好きだから。」


え?イケメン?先生は俺の事、イケメンって思ってんだ。


よしっ!俺、イケてる!


「じゃあ先生、行こう。」


俺たちは、道場の中へ入った。


むさ苦しい男ばっかかと思いきや、女の人も結構多い。


皆Tシャツにズボンなのに、1人だけ露出の高いスポーツブラに、ぴっちりしたショートパンツの女性がいた。


いかにも格闘技やってます!って感じ。


その人は俺たちに気付くと、小走りで駆け寄ってきた。
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