爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「愛ちゃん、この子私の学校の生徒なんだけど、見学したいんだって。いいかな?」


愛と呼ばれた女性は、切れ長の目を細めながら俺に握手を求めてきた。


「もちろんよ。初めまして、周防 愛(スオウ アイ)です。」


感じの良い人だ。俺は手を握り返した。


「浜松 太陽です。」


「太陽君ね。じゃあ、雅香は着替えてきて。私が案内しておくから。」


「は〜い。じゃあ後でね。」


雅香センセは、着替えに行ってしまった。


「今からやるレッスンはダイエットコースだから、女の人が多いのよ。けど、他の時間だと男の人が多いわね。良かったらこの後の選手コースも見て行って。」

愛さんは、道場内をゆっくり歩きながら説明をしてくれた。


でも俺、入る気無いんだよね。悪い事したかな。


「愛さんも、ダイエットコースなんですか?選手って感じしますけど。」


「あはは。私はダイエットコースの先生よ。教える側。普段は選手やったり、ラウンドガールしたりしてるわ。あ、雅香先生の着替えが終わったみたいよ。」
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