爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
「良かったら、太陽君も来る?おごるよ。」


「行きます!」


愛さんに誘われて、俺は速答した。


「愛ちゃん…彼は生徒だから…。」


雅香センセが愛さんに小声で何やら話ている。やっぱ俺が生徒だから、マズイんだろうな…。


「…じゃあそうしようか。」


2人の話し合いは済んだようだった。


「太陽君、やっぱり今日は遅いから、今度私の家で3人でご飯しよ!それでも良いかな?」


「分かりました。」


よし!雅香センセと食事が出来る!


「明日はどう?土曜だし、ランチにする?」


「俺はその方が助かります!」


土曜の練習は午前中だけだ。練習後に行こう。


「じゃあ明日12時、ここで待ち合わせで良い?」


「大丈夫です。じゃあ明日!」


俺は背中を向けて、1人帰った。明日の事に胸を踊らせて。


その時、背中の方から楽しそうな2人の会話が聞こえて来た。


「雅香〜、紫の貴公子の話の続き、聞かせてよ。」


「そう!それ!聞いてよ!」


楽しそうな声。《紫の貴公子》って…村崎の事だよな。やっぱ2人は…?


再び俺の心にモヤモヤとしたものが現れたんだ。
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