爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
あと1年待てば、教師と生徒じゃ無くなるんだ。それまで我慢だ!


…時々『理性?何それ?』ってなるけど、ディランか愛さんが、力ずくで俺を正気に戻してくれるから助かっている。


だってこの前なんて、雅香センセってば、口元に米粒付けてんだもん。俺が取ろとうしたら、目をつぶるから、あやうくキスして良いのかと思っちゃったよ。


愛さんが、完璧な関西弁の発音で


「なにしとんねん。」


と首に手刀をスパツっと入れてくれてなかったら、やってましたよ、俺は!!


「私はね、太陽くんなら雅香を安心して任せられると思ってる。それまで雅香に、変な虫が近づかないように注意しとくから、あと1年は高校生活を一生懸命頑張ったら良いんじゃないかな。」


愛さんは、にっこり微笑むと、俺の肩に自分の肩を当てて来た。
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