Eternal Love〜永遠の愛〜

キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…

チャイムが鳴った。

「号令。」

「起立、れい。」

《お願いします。》

そして颯太先生の授業が始まった。

先生カッコイイ。
さすがあたしの彼氏。

あたしは先生にみとれていた。

「美咲…。」

誰かが小さい声であたしに話掛けてくる。

「美咲。」

ゆうだった。

「何?今授業中だよ。」

「美咲さっきから
先生のとこばっかりみてるな。」

「…………。」

え…バレたかな…。

「美咲…もしかして颯太先生のこと…。」

「違う!!」

あたしは大きい声を出してしまった。

やばっ…。
皆の視線がいっせいにあたしの方に向いた。

「愛沢…何が違うんだ?」

颯太先生もびっくりしている。

「なんでもありません。」

「寝てないで真面目にしろよ。」

「はい。」

恥ずかしい…もぅ今日はついてない。

「ごめん。」

「もぅいいから…」

あたしはそういって授業に集中した。

先生ごめんね…。
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