森の王子様。
小さな森で
小さな森の、奥深く。
小さな女の子が住んでいました。
お母さんと2人で、ひっそりと暮らしていました。
女の子のお母さんは、病気でしたので、女の子はいつも看病していました。
赤い屋根の小さなお家を、今日も朝早くに出て、
女の子は森の奥深くに、歩いていきました。
お母さんの病気が良くなる薬草が森のずっと奥深くに生えていますので、
女の子は毎朝それを取りに行っているのです。