森の王子様。



大きな木のある所についた時にはもう、夜になっていました。







みんなはもう、ヘトヘト。







でも、いつも優しくしてくれる女の子の為に、

みんな頑張ります。






「大きな木だね。」

ウマさんがいいました。







「あ!あんなところにあるよ!」


ヤギさんがいいました。







「でも…あんな高い所、ぼくは無理だ。」


ウマさんがしょんぼりしていいました。






「私たちが取ってくるわ!」


ハチドリの夫婦が、ブンブンと言いました。







「じゃあ、お願いしていい?」

シカさんがいいました。








ハチドリさんたちは、無事に取って来ました。







「じゃあ今から帰るよ!

朝までに帰って、あの子に渡すんだ!」


くまさんがいいました。







森の住人たちは、またもと来た道を歩き出しました。







< 19 / 31 >

この作品をシェア

pagetop