森の王子様。
いつか王子様が
明くる日、
女の子は今日も、草を摘みに行きます。
森の住人たちも、女の子のあとを、ついていきます。
いつものように、草を摘み、
そして、約束通り、
切り株の所で王子様を待ちました。
「でも私、もう王子様に嫌われちゃったもん…。」
女の子は小さな声で、泣きそうになりながら言いました。
その時、
ガサガサと、音がしました。