あなたの後ろで
そこに利樹の姿はなく、がっかりしている自分にビックリ。

しばらく歩いていると、小さく、それでもハッキリと利樹の姿が見えた。


でも同時に違う影も・・・

「誰・・・・・・?」

女の人だった。

あたしよりも背が高く、あたしよりも美人で、あたしよりも胸があったし、あたしよりも・・・・

これ以上言うとなきそうだ・・・・

利樹と女の人が手を振って別れて、そのあと利樹があたしに気付いた。

「あ!今日は早えーな!」

そういって駆け寄ってきた。

「別に。普通」

「そ?じゃあ行こうかぁー」

そういって手を出してきた。

「・・・」

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