あなたの後ろで
「まぁ、いいかぁ。あたしも寝よぉ」

隣のベッドに移ろうと思ったとき。

「ヒャッ」

後ろから手を掴まれてズズっとベッドの上に転がってしまった。

あたしの手を掴んでいたのはそう。

横田利樹だった。

寝ぼけているのだろうか。

振りほどこうとしても力が強くて離れない。

ベッドの上に、横田利樹+アタシ・・・いやだぁ!

この状況から逃れたい!!

そのとき、横田利樹のもう片一方の手が伸びてきて、あたしを抱きしめている状態になった。

恥ずかしくて赤面しそう・・・・。

背中からは生暖かい体温が伝わってくる。

ヤバ・・・なんだか睡魔が・・・・


相手が気付いてないんだったら寝ても、いいょね・・・・・・
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