あなたの後ろで
「んもぅっ」

「んで?玉子焼きどうしたの?」

「あげてないょ」

「なんで!?」

「だって・・・彼女の作ったののほうが美味しそうだし・・・」

「何いってんの。好き・・・あ、いやなんもない・・・・
 あー・・・;大丈夫だって!喜んでくれる!」

何だその間は・・・・。

「いいよ。もう・・・。」

知っていた。

解っていた。遊びってことくらい。

でも、それが目の前に証拠となって現れるのは嫌だ・・・・。

は?

あたし今なんて思った?


ブンブンと頭をふって思考回路を止めた。

「アタシ帰る」

「え。そう?バイバイ」

「ん。また明日」

そういって千佳と別れた。

これからのあたしの人生は大変なことになってくる。
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