あなたの後ろで
またまた時は過ぎて 利樹と付き合って4日目。

「ふぁぁぁっ」

昨日の疲れとともに起きたあたしはめちゃくちゃだるい。

階段を1段1段おりていく。

そのたび、頭をぶつけて1階におりたときには頭がいたかったくらいだった。

最後の1段・・・。

ドタッッッ

「いだぁ・・・」

小さく転んでしまった。

しかもなんだか鼻声。

風邪・・・?

「お母さん、体温系がじで」

「あら、大丈夫?顔、すごく赤いけど」

「んー」

口にぱくっとくわえた。しばらくして機械的な音が耳につく。

それすら頭に響いて、痛い。

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