あなたの後ろで
第三章

本当に本当に・・・?

「ふぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁ」

ベッドから起き上がったのは、朝5時。

昨日、利樹が来て、帰るころには熱は下がって、今日はぴんぴんだった。

「もうちょっと寝たい・・・」

なのに起きちゃったのは、

ピリリリリリ ピリリリリリ

なり始めた電話のせいだった。

「ふぁい」

「おぉ、鈴奈~?利樹だけど、もうお前ん家にきてんだけどぉ、待ってるからなるべく早めに用意してくんない?」

早っ

こんな朝早くから学校・・・?

でも、でも、利樹となら、、、

「いいけど」

「まじ?じゃあまた」

「んー。」

まだ眠い目をこすりながらベッドから起き上がる。



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