フェアリーテイル~キミとオレとの約束~
王子を助ける?
っていうかわたしには魔力があるって!?
「うーん…ま、いっか。冒険は先が見えないから面白いんだもん。これで楽しみが増えたわ。」
「アン…君って子は…」
ヨセフは心の中で溜め息をついた。
アンには毎回、毒気を抜かれるな…
『―王子、どうする?やはりメロウに たてつくか?』
「メロウは僕達王族に忠誠を誓った種族ですよ。たてつくもなにもないでしょう?」
『―まぁ、そうであるがな。よいだろう。それでは、呪いを解こうではないか。アン、と言ったな。こっちへ。―』
気付くと周りにシルキー達がいた。
長とアンとヨセフを中心に周りを取り囲んでいる。
『―この場から動くでないぞ。―』
そう言って、シルキー達は術を発動させた。