フェアリーテイル~キミとオレとの約束~



「昨日、相川先生のとこ行って帰って来るの遅かったよね?何かあった?」


「ううん。別に。大丈夫。」


「いいねぇ。青春だ…」

「「エリックうるさい。」」




この人はホントに大学客員教授なんだろうか。


医学界ではかなりの権威だと聞いていたけど普段の生活を見ている限りただのオジサンだ。




「芹沢、時間大丈夫?」

「時間…うわっ、やばい。というかあなたもでしょ海乃!今日は風紀チェックの当番でしょ!?」

「あー!忘れてた!」


「バカ!早く準備しなさい!」




海乃は慌だしくフリフリエプロンをはぎとって自分の部屋から鞄を取ってきた。




「じゃ、エリックあとよろしくね!」


「はいはい。」




急いで玄関で靴をはき、外に出る。


歩いて行ける学校でよかった…!



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