フェアリーテイル~キミとオレとの約束~
「それよりさ、もうすぐ学期末テストじゃん?勉強してる?」
「あー、まぁまぁかな。今回範囲広いから、早めに始めた方がいいよ。」
正春はげぇぇと嫌なそうな顔をした。
とかなんとか言っていつも正春は不動の学年4位だ。
しかもノー勉だし。
テスト前日に暇だからって深夜アニメ見てるし。
案外こいつが1番天才だったりするのかも。
「そういや、会長ってどこ住んでんだ?」
「うち…の近く!」
あっぶなぁ!同居してるなんか口が裂けても言えねぇ!
「会長、文部科学省の幹部の1人娘だもんなぁ… 箱入り娘!いいよなぁ…」
「なんのフェチだよ…」
「きみ、ボクのあだ名知ってるでしょ?」
「あーはいはい。『バージンブレイカー』ですよねー。」
オレホントなんでこいつと友達なんだろ…