エンドレスラブ
タイトル決定にはそれほど困らなかったな、
と小説を書いていた時の自分を思い出す。
私は小さい頃からお話を書くことが好きだった。
最初は好きな小説のストーリーを自分なりに書き換えていた。
そしてそれを自由帳に書きとめて……
それがつい3ヶ月前に押入れから見つけ出したモノだ。
自由帳にお話を書きとめたことは、
私が10才になるまで続けていた。
どうしてそれを止めたのかは…思い出せない。
自由帳を開いた私は、
書かれているお話をもとに
もう一度自分オリジナルで書きなおしてみようと思ったのだ。
それが姉の手に渡り、そして………
こんなことになってしまった経緯を思い出して自然と溜息がこぼれた。
もう過ぎたことで落ち込むのはやめよう。
気合いを入れて私は席についた。