エンドレスラブ
1人で自分の恥ずかしい過去を挙げてしかも突っ込んでしまった。
残念すぎる私……
こんなことしてる場合じゃないのに。
「はあ……」
2度めのため息はちゃんと理由があり、なおかつ長かった。
もう一生分の幸せが逃げていってるかもしれない。
ケータイはミーティング室の中。
スタジオ内の廊下は、今撮影をやっているのか、
ネズミすら通る気配がないくらいシンとしている。
これは…動かないほうがいいのかな?
もしかしたら2人は私を助けにくるかもしれない…!
そんな期待をしながら、
とにかくこの階にいようと決めた私は
廊下の端から端を行ったり来たりしていた。
ホントはここで警備員さんが通りかかって、
明らかに挙動不審な私を見つけて、
ちゃんと私が説明すれば元の所へ戻れるかもしれないともう1つの期待を膨らましてたけど、
…ここで予想外の事態が起きた。