男前な彼女
抵抗出来ない
浦河の真剣な目、表情。
家に帰ってからも、頭から離れようとしない。
……どうしよう…
こういう場合…どうすればいい…?
いや、一応 彼氏いるから断ればいいんだけど…
というか、断ったけど…
でも…
まだ、あたしの手に触れた、浦河の手の感触がはっきりと残ってる。
「だーー!!もーー!!」
あたしは近くにあったクッションを壁に投げつけた。
なんなんだよぉ!!
なんで、こんなあたしを好きとか言うわけ?
混乱させんなよぉー!!
っていうか、あたしもあたしだよ!!
上牧のことを好きになるんじゃなかったの!?
なんで、告白されただけで浦河のことをこんなに考えてんの!!
ありえない!
わけわかんない。
イライラとドキドキと…
いろんな感情がごちゃ混ぜになってる感覚。
どうしたらいいのか分かんない…