男前な彼女
言わないで
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次の日
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まだ、学校でも上牧と顔をあわせていない。
隣のクラスだから、会うかと思っていたけど、どっちかが会いに行こうとしないと、会わないらしい。
なーんか…複雑……
『やっ……ん……上牧っ!……やめっ…』
『…だめ。やめない』
あんなことされたのに、上牧のこと、全然 嫌いになってない。
あたしは窓の外に顔を向けた。
曇っていて、今にも雨が降りだしそうな天気。
--バンッ!!
「ぎゃっ!!」
誰かに頭を殴られた。
「やっほー!さっくやー!」
「南………」
やっぱり南か…
南の登場はいつも突然だ。
「どしたの?ぼーっとして…」
「別に……」
南が顔を覗き込んでくる。
「……上牧君とのこと?」
「う……」
「当たってるんだ」