男前な彼女

言わないで




   .。.・+゚:・;+゚★

    次の日

   .。.・+゚:・;+゚★




まだ、学校でも上牧と顔をあわせていない。


隣のクラスだから、会うかと思っていたけど、どっちかが会いに行こうとしないと、会わないらしい。



なーんか…複雑……








『やっ……ん……上牧っ!……やめっ…』


『…だめ。やめない』








あんなことされたのに、上牧のこと、全然 嫌いになってない。



あたしは窓の外に顔を向けた。



曇っていて、今にも雨が降りだしそうな天気。












--バンッ!!



「ぎゃっ!!」



誰かに頭を殴られた。





「やっほー!さっくやー!」


「南………」




やっぱり南か…




南の登場はいつも突然だ。






「どしたの?ぼーっとして…」


「別に……」





南が顔を覗き込んでくる。








「……上牧君とのこと?」


「う……」


「当たってるんだ」










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