男前な彼女
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放課後。
私はいつにも増して疲れを感じながら、一人で帰路を歩いていた。
一緒に帰っていた南とはさっきの道で別れた。
はぁ……
思わず漏れるため息。
なんで、こんなに疲れるんだ……
まぁ…多分…多分というか、絶対に!上牧のせいだと思うけど……
あいつと関わるようになってから2倍…いや、3倍の早さで疲れがたまっている。
このままでは、あたしの体が危ない。
なんとかならないものか……
そうこう思っているうちに自分の家が見えてきた。
あぁ……my home!!
こんなにも自分の家がキラキラして見えるのは今日が初めてかもしれない。
……あ!!
自分の家の隣。
庭にはたくさんの花が植えてある家を背景に、
あたしの家よりも輝いている人が見えた。