男前な彼女
★大和目線★
「おっせーな、咲夜…」
咲夜が玄関に行ってもう10分ぐらい経過しているんじゃないか…?
しかもさっきから、嫌と言うほどチャイムが鳴りまくっている。
案外、その音は頭に響く。
嫌がらせか?
何かの当てつけか?
…いや、そんなわけないか…。
自問自答だなんて、俺も結構イライラしてるんだろう。
「ったく、なにやってんだぁ?」
俺はソファに寝転んで、咲夜を待った。
--ガチャ
やっとリビングのドアが開き、咲夜が帰ってきた時、俺は心底驚いた。
――めっちゃ、人が増えてる!!