男前な彼女
「君が、咲夜をどう思っているのかを聞きたい」
――朝陽さん、真剣だ…
その真剣な目、咲夜と似てる。
やっぱり、兄弟なんだな。
――俺も、真剣にぶつからなきゃいけない。
「最初は、女の子としてなんて、見てませんでした……」
俺は正直に心の中を話し始めた。
「ちょっとクールで、かっこよくて…男から見ても、男前だなぁ…って思ってました」
『お前が高槻 咲夜?』
出会いはとても、いいものとは言えないけれど…。
「そんな時、咲夜の強さを知りました」