男前な彼女



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「先生」




『南の心得、一
相手の目を見て、なるべく顔を近付け、低い声で話すべし』





「教えてくれませんか?」




あの後、南に“心得”とやらを嫌ほど伝授された。



『こうすれば絶対に教えてくれるから!』と言われたのでやってみているところだ。




というか、言われてやってるあたしもバカだろ。




ちなみに、先生は女性。


とは言っても、あたしは女子にだけモテるのかもしれないし…


教えてくれる確率が高いとは言えない。





「でもねぇ……そんなに簡単に教える訳には…」




うん。


普通はそうだよね…


けど、今回はどうしても教えてほしい。




じゃないと、大和との関係が終わってしまう気がするから……









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