男前な彼女
新たな事実
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……というわけで次の日、大和の実家がある近くまで来たわけだが……
「……ここは…どこ?」
高槻 咲夜、道に迷いました。
……言い訳させて下さい。
だってさ!
こんなとこ来たことないし!
お金かかると思って、あえてタクシーを避けて電車で来たわけだし!
あたし元々、方向音痴だし!
迷うのも、当たり前…というか……
「…………」
南たちと一緒に来ればよかった…
今頃、後悔しても遅いが、本気でそう思った。
だいたい、今あたしはどこにいるんだ…?
あたしは周りをキョロキョロ見渡して、住所が書いてあるものを探す。
――ん?“4丁目”?
大和の家は“1丁目”だぞ!
何してんねん!!
だんだん自分に腹がたってきた……っ!