男前な彼女
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帰り道、あたしは南に愚痴った。
「いいじゃ~ん。私も咲夜の執事姿、見たいし!」
「あのねぇ……」
「まぁ、頑張りな!じゃあね~」
手を振りながら帰っていく。
のんきだなぁ……
「あ、隼人さんだ!!」
今日も水をまいている。
「おかえりなさい。咲夜ちゃん。今日は詩織は部活かな?」
あの出会い以来、あたしたちと詩織はよく一緒に行動するようになった。
クラスが違うけど、よく会う。
「はい。なんか最近、部活が忙しいみたいです」
詩織は文芸部に入ってる。
文化祭で作品を展示するらしく、執筆に燃えていた。
「あぁ、そういえば、もうすぐ文化祭だっけ?咲夜ちゃんのクラスは何をするの?」
う……っ!