男前な彼女
招かれざる客
とりあえず教室に帰り、休憩をして仕事に復帰すると、しばらくして詩織が来た。
「こ~んに~ちは~」
また、能天気な声出して……
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「えぇー!私がここに来たの初めてだよぉ?なんで『おかえりなさいませ』なの~?
しかも、私『お嬢様』じゃないよぉ」
笑いながらあたしの背中を叩く。
おい!どんだけ、天然なんだよ!
そういうのが『執事喫茶』なんだよ!!
「それでは、お席にご案内致しますね」
「あはは~。咲夜ちゃんキャラちが~う!おもしろ~い!」
……なんなのこの子!
変だわ!絶対、変だわ!
……おもわず本当にキャラが変わってしまった……