男前な彼女

男前でも女の子






執事喫茶、閉店。




「いやぁ、終わったねぇ咲夜!お疲れさまー!疲れたで…… しょ……」




どうやら南はあたしの異変に気付いたようだ。



肩を叩いていた手を止め、まじまじとあたしを見つめる。




「……どしたの…?咲夜?」





駄目だ……






泣きそう……っ!







「あっ!咲夜!」





あたしは屋上に走った。






あそこならきっと誰もいないから、おもいっきり泣ける。
















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