電子恋文
その後も、楽しく会話した。学校の話。恋の話。家の話。何でかな、全く知らない人たちに、こんなに話せるなんて。不思議。






ヒコスケさんが入室しました



パッと、入室を知らせる文字が出た。


噂のヒコスケ。




太郎:よおヒコスケ(^o^)/今日は来ねぇのかと思った!


さき:こん(^O^)>ヒコスケ

マナミ:こん>ヒコスケ



ヒコスケ:今日、終業式でさ。久々学校行ってた(T_T)




久々に学校…?何、こいつ、学校サボってんの?


そうは思いながらも、明るく挨拶をする。



まりりん:こん(^o^)/初めまして!>ヒコスケ


ヒコスケ:あ、初めまして!>まりりん


まりりん:ヒコスケは学生?


ヒコスケ:うん、まぁ一応。あんま行く気しなくて、今日久しぶりに行った(^_^;)


まりりん:そうなんだ~何歳なの?


ヒコスケ:16才。高1だよ。


まりりん:あ、タメぢゃ~ん☆


ヒコスケ:あ、そなの?(^o^)/


太郎:盛り上がってるトコ悪いけど…俺らも話に入れてよ(ToT)


ヒコスケ:あ、わりぃ(^_^;)久しぶりにタメ見つけたもんだから~


まりりん:私も!久しぶりだよ、タメはo(^-^)o




ネットでは、こんなに話が弾むのに…現実世界では、なかなかこういう風にはいかない。麻衣は昔からの親友だから普通に話せるけど、他の人とはあまり話さない。と言うか、話せない。だから、彼氏がいた試しがない。




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