電子恋文
それから、何時間経ったのだろう。気付けば、時計の針は夜の10時をさしていた。



「えっ、もうこんな時間?」


夜ご飯も忘れるほど、チャットに熱中していた。


チャットには、私とヒコスケしかいなかった。



まりりん:って!もう10時じゃん!ご飯食べてないし(T_T)


ヒコスケ:マジかよ?俺、チャットしながら食べてたし!


まりりん:ヒドイ~言ってよぉ~


ヒコスケ:知らねぇしw


まりりん:本気すんなよwんじゃ、今食べながらチャットする~てか、ヒコスケまだ大丈夫なの?


ヒコスケ:ああ、うちの両親、共働きで深夜にしか帰ってこないから。





あ…私と同じだ。



まりりん:マジ?うちも両親共働きで、深夜に帰ってくんだけど(*´艸`)


ヒコスケ:マジけ?ドコまで一緒なんだよコラw


まりりん:知らねぇしwじゃさ、寝るまでチャットできる?


ヒコスケ:大丈夫(o~-')b





嬉しかった。

何故なのかは分からないが、凄く嬉しかった。





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