ウソ★スキ
しない理由
キラの様子がおかしいと思ったのは、月曜の昼休みだった。
「はあーーーーーー」
キラはお弁当も食べずに、机に突っ伏して大きなため息をついた。
「今度はどうしたの?」
あたしは、机の上に置いていたお弁当箱を、キラの邪魔にならないように、そっと隅っこに寄せながら尋ねた。
「また何か新たな悩み?」
キラは、顔を上げずに言った。
「…………ないの」
「え?」
「ソラがね、最後まで、してくれないの」
あたしは思わず、口に入っていた卵焼きを飲み込んでしまった。
「はあーーーーーー」
キラはお弁当も食べずに、机に突っ伏して大きなため息をついた。
「今度はどうしたの?」
あたしは、机の上に置いていたお弁当箱を、キラの邪魔にならないように、そっと隅っこに寄せながら尋ねた。
「また何か新たな悩み?」
キラは、顔を上げずに言った。
「…………ないの」
「え?」
「ソラがね、最後まで、してくれないの」
あたしは思わず、口に入っていた卵焼きを飲み込んでしまった。