ウソ★スキ
「理由を聞いても、『ゴメン』って言われちゃうんだ……」
思い出しちゃいけない。
いけないけど……どうしても思い出してしまう。
あたしの傷をソラに見られた、あの出来事を……
「あーあ。やっぱりソラは、私のことを許してくれてないのかな」
「そんなことはないよ!」
思わず声を荒げてしまったあたし。
「……そんなこと……ないよ。見てたら分かるもん。ソラは、前も今も、ずっとキラが好きなんだから」
「うん……」
「なにか理由があるのかも知れないけど、きっと今だけで、すぐに我慢できなくなるよ」
キラはクスッと笑って、
「美夕は優しいよね」
って言った。
そして。
「ねえ、そんな優しい美夕に、お願いしてもいい?」
そう、聞いてきた。
思い出しちゃいけない。
いけないけど……どうしても思い出してしまう。
あたしの傷をソラに見られた、あの出来事を……
「あーあ。やっぱりソラは、私のことを許してくれてないのかな」
「そんなことはないよ!」
思わず声を荒げてしまったあたし。
「……そんなこと……ないよ。見てたら分かるもん。ソラは、前も今も、ずっとキラが好きなんだから」
「うん……」
「なにか理由があるのかも知れないけど、きっと今だけで、すぐに我慢できなくなるよ」
キラはクスッと笑って、
「美夕は優しいよね」
って言った。
そして。
「ねえ、そんな優しい美夕に、お願いしてもいい?」
そう、聞いてきた。