ウソ★スキ
まだ、心臓がドキドキいっている。
ずっと我慢していた涙もあふれた。
先輩にキスされたのも、抱きしめられたのも、イヤじゃなかった。
だけど、
……先輩に腰の傷のことを知られるかも知れない。
そう思った途端、体が固まってしまった。
先輩に軽蔑されるんじゃないかって、怖くなった。
そして、それと同時に、脳裏にソラの顔が浮かんでいた。
……先輩、ごめんなさい。
これから、あたしは、
『キラのお願い』をきくために、ソラに会いに行くんだ。
あたしね、
放課後、先輩を待ちながら、
ソラに会うために、
あのムスクの香水をつけていたんだ…………
ずっと我慢していた涙もあふれた。
先輩にキスされたのも、抱きしめられたのも、イヤじゃなかった。
だけど、
……先輩に腰の傷のことを知られるかも知れない。
そう思った途端、体が固まってしまった。
先輩に軽蔑されるんじゃないかって、怖くなった。
そして、それと同時に、脳裏にソラの顔が浮かんでいた。
……先輩、ごめんなさい。
これから、あたしは、
『キラのお願い』をきくために、ソラに会いに行くんだ。
あたしね、
放課後、先輩を待ちながら、
ソラに会うために、
あのムスクの香水をつけていたんだ…………