ウソ★スキ
「もう……したのか?」
それは、あまりにも小さな声だった。
「え?」
「もう、先輩と、しちゃったのか?」
ソラはそう言いながら、あたしのシャツのボタンに手をかけようとした。
「イヤッ!」
あたしは両手でそれを拒んだけれど、ソラの手は止まらない。
「先輩はソラと違うんだから! あたしが嫌がることは絶対しない、大事にしてくれるんだから!」
ソラはそんなあたしの叫び声を聞いているのか聞いていないのか、
あたしの手に邪魔されながら、
無表情であたしのボタンを外していく。
……いけない。
これ以上、ソラにこんなことさせちゃいけない。
こんな悲しい顔をしたソラに、抱かれたくなんてない。
あたしは目をぎゅっとつぶって、呟いた。
「ねぇ、ソラ。聞いていい?」
それは、あまりにも小さな声だった。
「え?」
「もう、先輩と、しちゃったのか?」
ソラはそう言いながら、あたしのシャツのボタンに手をかけようとした。
「イヤッ!」
あたしは両手でそれを拒んだけれど、ソラの手は止まらない。
「先輩はソラと違うんだから! あたしが嫌がることは絶対しない、大事にしてくれるんだから!」
ソラはそんなあたしの叫び声を聞いているのか聞いていないのか、
あたしの手に邪魔されながら、
無表情であたしのボタンを外していく。
……いけない。
これ以上、ソラにこんなことさせちゃいけない。
こんな悲しい顔をしたソラに、抱かれたくなんてない。
あたしは目をぎゅっとつぶって、呟いた。
「ねぇ、ソラ。聞いていい?」