ウソ★スキ
「それで……聞いてくれた?」
キラはあたしと目を合わさずに、足下にあったマンガを手にとって
それをパラパラめくりながら聞く。
あたしには分かる。
こういう時のキラは、すっごく緊張してるんだ。
「うん……。探りは入れてみたんだけど……ゴメンね。詳しいことは聞けなかったんだ」
「そう……」
さっきのことを思い出して、また気分が悪くなる。
だけど、あたしはキラに優しく微笑んだ。
「でもね、きっと大丈夫な気がするんだ。ソラはやっぱりキラが大好きみたいだから。今日、思い切ってキラから誘ってみれば?」
「そ、そうかな?」
キラのホッとした表情。
よかった……。
あたし、うまくごまかせたんだ。
そうだよ、キラ。
もう大丈夫。
ソラを惑わせていた原因のあたしは、
もう、ソラに嫌われちゃったから。
だから、もう、大丈夫だよ…………
キラはあたしと目を合わさずに、足下にあったマンガを手にとって
それをパラパラめくりながら聞く。
あたしには分かる。
こういう時のキラは、すっごく緊張してるんだ。
「うん……。探りは入れてみたんだけど……ゴメンね。詳しいことは聞けなかったんだ」
「そう……」
さっきのことを思い出して、また気分が悪くなる。
だけど、あたしはキラに優しく微笑んだ。
「でもね、きっと大丈夫な気がするんだ。ソラはやっぱりキラが大好きみたいだから。今日、思い切ってキラから誘ってみれば?」
「そ、そうかな?」
キラのホッとした表情。
よかった……。
あたし、うまくごまかせたんだ。
そうだよ、キラ。
もう大丈夫。
ソラを惑わせていた原因のあたしは、
もう、ソラに嫌われちゃったから。
だから、もう、大丈夫だよ…………