ウソ★スキ
「何よ、そんな前のことをまだ根に持ってるの?なんか、ソラらしくなーい」

真相を知らないキラは、無邪気だった。

「私に任せて!今日帰ったら、私からちゃんとソラに言っとくからね!」

私は小さくうなずいて、キラに笑顔を返した。



その後、2人の間でどんな会話があったのかは聞いていない。


だけど、

それからも。




ソラのあたしに対する態度が元に戻ることは無かった。




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