ウソ★スキ
先輩の背中
保健室の窓から正門をのぞくと、そこにはもう、人影があった。
正門から頭ひとつ飛び出ている長身……
それは遠目から見ても間違いない、徹先輩だ。
先輩……いつから待ってくれてるんだろう。
壁の掛け時計を見ると、もう17時を回っていた。
こんなところで眺めている暇なんてない!
あわててベッドから降りると軽く立ちくらみがしたけれど、
あたしは一度大きな瞬きをして気を引き締めると、
先生に挨拶をして急いで保健室を後にした。
あたしは走って校舎を飛び出した。
なんだか、先輩の姿を見つけた途端、
先輩に申し訳ないとか、悪いとか、そんな気持ちじゃなくて、
ただ、早く先輩に会いたいって、
そう思ったんだ……。
正門から頭ひとつ飛び出ている長身……
それは遠目から見ても間違いない、徹先輩だ。
先輩……いつから待ってくれてるんだろう。
壁の掛け時計を見ると、もう17時を回っていた。
こんなところで眺めている暇なんてない!
あわててベッドから降りると軽く立ちくらみがしたけれど、
あたしは一度大きな瞬きをして気を引き締めると、
先生に挨拶をして急いで保健室を後にした。
あたしは走って校舎を飛び出した。
なんだか、先輩の姿を見つけた途端、
先輩に申し訳ないとか、悪いとか、そんな気持ちじゃなくて、
ただ、早く先輩に会いたいって、
そう思ったんだ……。