ウソ★スキ
バスの時間が近づいて、キラが教室を出て行くと、
なんだかどっと疲れが出た。
『下着とか、一緒に買いに行く?』
『美夕、初めてでしょ? 分からないことあったら何でも教えてあげるよー』
そんなことを楽しそうに話すキラは、
本当に、旅行を楽しみにしているみたいだった。
あたしは、頭を抱えてため息をついた。
あたしにとっても、先輩との初めての、楽しいはずの旅行なのに。
なんだかもう、楽しみって言うより、考えないといけないことが多すぎて気が重い。
そのとき、先輩からのメールが届いた。
===========================
美夕ちゃん、ごめん!
原チャリが壊れたみたいで、
当分学校から動けそうにないよ。
悪いけど今日は、先に帰って?
===========================
……なんだか、ほっとするあたし。
今ならまだ、キラがバス停でバスを待っているはずだ。
だけど。
あたしはもう一度机に突っ伏した。
……1本遅らせて、1人で帰ろう。
なんかあたし、疲れてるな……。
なんだかどっと疲れが出た。
『下着とか、一緒に買いに行く?』
『美夕、初めてでしょ? 分からないことあったら何でも教えてあげるよー』
そんなことを楽しそうに話すキラは、
本当に、旅行を楽しみにしているみたいだった。
あたしは、頭を抱えてため息をついた。
あたしにとっても、先輩との初めての、楽しいはずの旅行なのに。
なんだかもう、楽しみって言うより、考えないといけないことが多すぎて気が重い。
そのとき、先輩からのメールが届いた。
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美夕ちゃん、ごめん!
原チャリが壊れたみたいで、
当分学校から動けそうにないよ。
悪いけど今日は、先に帰って?
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……なんだか、ほっとするあたし。
今ならまだ、キラがバス停でバスを待っているはずだ。
だけど。
あたしはもう一度机に突っ伏した。
……1本遅らせて、1人で帰ろう。
なんかあたし、疲れてるな……。