ウソ★スキ







ドアが閉まると、

バスはゆっくりとバス停から離れていく。






『もしもし、美夕ちゃん、聞こえてる?』

携帯から聞こえてくる先輩の声にハッとして、

あたしは慌てて携帯を自分の耳に当てなおした。



「ごめんなさい、先輩」


『今、どこなの?』


「あたしは…………」





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