ウソ★スキ
キスの後、あたしは恥ずかしすぎて、先輩の顔をまともに見ることができなかった。
だって……
だって……
先輩の言葉はあまりにも嬉しくて、ドキドキして。
まるで夢を見ているみたいで。
先輩は、そんなあたしをみて、クスッと笑った。
「どう? 安心してくれた?」
なんだか胸がいっぱいで、「はい」って言ったつもりだったのに、それはうまく言葉にならなくて。
あたしは、ただ、大きくひとつ頷いた。
「じゃあ、名残惜しいけど今日は帰るね。続きは……旅行の時にでも、ゆっくり話そう?」
そう言うと、先輩は帰って行った。
そしてあたしは。
原チャリのエンジンの音がすっかり聞こえなくなるまで、
ううん。
それからもずっと、ずっと。長い間。
先輩の言葉にドキドキしすぎて、その場から動くことができなかった。
だって……
だって……
先輩の言葉はあまりにも嬉しくて、ドキドキして。
まるで夢を見ているみたいで。
先輩は、そんなあたしをみて、クスッと笑った。
「どう? 安心してくれた?」
なんだか胸がいっぱいで、「はい」って言ったつもりだったのに、それはうまく言葉にならなくて。
あたしは、ただ、大きくひとつ頷いた。
「じゃあ、名残惜しいけど今日は帰るね。続きは……旅行の時にでも、ゆっくり話そう?」
そう言うと、先輩は帰って行った。
そしてあたしは。
原チャリのエンジンの音がすっかり聞こえなくなるまで、
ううん。
それからもずっと、ずっと。長い間。
先輩の言葉にドキドキしすぎて、その場から動くことができなかった。