ウソ★スキ
スボンと一緒にショーツを下ろして、あらわになったあたしの腰回り。

立ったまま、少し贅肉のついたその箇所にコンパスの先を押し当てると、腕のときとは比べものにならない痛みがした。


何これ。

すっごく・・・痛い・・・・・・。


恐る恐る、自分の肌の上にコンパスの先端を滑らせてみた。

だけど、それはあたしの憎らしい脂肪に埋もれて、うまく動いてくれない。



少し進んですぐに止まる、の繰り返し。




一度目は、怖くて表面をなぞるだけだった。


だけど、こんなのじゃ、何も残らない。



あたしは覚悟を決めて、ぐっとコンパスを持っている手に力を入れた。


「うっ・・・」


歯を食いしばっていないと、その痛みに負けて悲鳴を上げてしまいそうになる。




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