ウソ★スキ
先輩からのメールが届いたのはそれから5分後だった。
そのメールを待ちわびていたあたしは、携帯を開きながら急いで玄関へ向かった。
=====================
おはよう!
今、公園に着いたところだよ。
本当はこのまま家まで迎えに行って
家の人に挨拶したいんだけど、
旅行前だし、
なんかヤバいかな?
=====================
あたしはメールを読みながら靴を履いた。
……そうだね、先輩の言うとおり。
今このタイミングでは、ちょっと問題かも。
だって。
リビングの前を通るときに一応「行ってきます」って声をかけたら、
ママったら、心配そうな顔で玄関までついてきて。
「管理人さんの言うことをよく聞いて、問題起こさないで頂戴ね。あなたたちはまだ高校生なんだから、そのことに自覚持って……」
「はいはい、昨日から何度も聞いてるよ」
あたしはママの小言を聞き流しながら、先輩に返事を送った。
=====================
うん。
今はヤバいです。
また今度お願いします…
=====================
そして、
「じゃ、行ってくるね!」
と言うと、まだ何か言いたそうにしているママに背を向けて家を出た。
そのメールを待ちわびていたあたしは、携帯を開きながら急いで玄関へ向かった。
=====================
おはよう!
今、公園に着いたところだよ。
本当はこのまま家まで迎えに行って
家の人に挨拶したいんだけど、
旅行前だし、
なんかヤバいかな?
=====================
あたしはメールを読みながら靴を履いた。
……そうだね、先輩の言うとおり。
今このタイミングでは、ちょっと問題かも。
だって。
リビングの前を通るときに一応「行ってきます」って声をかけたら、
ママったら、心配そうな顔で玄関までついてきて。
「管理人さんの言うことをよく聞いて、問題起こさないで頂戴ね。あなたたちはまだ高校生なんだから、そのことに自覚持って……」
「はいはい、昨日から何度も聞いてるよ」
あたしはママの小言を聞き流しながら、先輩に返事を送った。
=====================
うん。
今はヤバいです。
また今度お願いします…
=====================
そして、
「じゃ、行ってくるね!」
と言うと、まだ何か言いたそうにしているママに背を向けて家を出た。